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平成25年10月10日 「水銀に関する水俣条約」への署名

 水俣条約 2013年から熊本で採択会議 水銀の輸出、世界規模で規制

 
水銀による健康被害や環境汚染の防止を目指す新たな条約を採択する国際会議が7日、熊本県で始まる。「公害の原点」といわれる水俣病を教訓に、条約は「水俣条約」と命名。水銀の輸出を規制することが柱で、地球規模で水銀による汚染を防ぐ一歩となる。

条約の正式名称は「水銀に関する水俣条約」。今年1月にスイスのジュネーブで開かれた国連の政府間交渉で日本政府が提案し、了承された。前文には「水俣病を教訓に、同様の被害を繰り返さない」との表現が盛り込まれた。

条約案は、一定の用途以外の水銀輸出を規制するほか、(1)水銀を含む体温計や水銀を一定量含む蛍光灯などの製造、輸出入を2020(平成32)年までに原則禁止(2)大気や水、土壌への排出削減(3)適切な保管と廃棄(4)発展途上国の金採掘現場で金を抽出する材料としての使用と排出を削減-などが規定されている。
 
会議は7、8両日、熊本市で準備会合を開催。9日は熊本県水俣市での記念式典のほか、水俣病患者と各国代表の交流が予定されている。10、11両日は再び熊本市へ会場を移し、外交会議が行われて条約の採択、署名に臨む。条約は採択後、50カ国が批准して90日後に発効する。日本はリサイクルした水銀をアジアなどへ供給する輸出国で、昨年度の輸出量は約8万4000キロ。条約が発効すれば輸出は規制されることになり、水銀を日本で長期間保管、処分する方法の確立などが課題となる。

【用語解説】水銀

常温で液体の金属で、気化しやすい。電池や体温計、蛍光灯など身近な製品に使われる。石炭にも含まれ、火力発電所で燃やした際に大気中に排出されるため問題になった。汚染は海にも広がり、クジラやアザラシ、魚類への蓄積が確認されている。国連環境計画によると、2010年の大気中への水銀排出量は推定約1960トン。地域別ではアジアがほぼ半数を占める。
 
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