老朽化に伴い、三重県志摩市が設備の更新などを進めていた同市阿児町神明の市営文化スポーツ施設「阿児アリーナ」の大規模改修工事が3月末で終了し、1日から一般開放を再開した。照明器具を全てLED(発光ダイオード)化したほか、壁や床を張り替えた。総事業費は約9億2千万円。
アリーナは鉄筋コンクリート造の2階建施設で、延床面積は約5500平方メートル。約1700人を収容可能な体育施設と、会議室や舞台、調理室などを備えた文化施設(500人収容可能)で構成する。平成3年9月にオープンし、28年度は約6万9千人が利用した。
改修工事では外壁や屋根の修繕、舞台の音響設備の更新などを行い、施設の長寿命化を図った。総事業費は約9億2千万円。利用時間は改修前と変わらず、午前9時―午後9時半。各施設の利用料も変更点はない。