家庭内の白熱電球を発光ダイオード(LED)電球と無償で交換する事業を行っている東京都は20日から、障害や病気、高齢などの理由で協力家電店に行くことができない場合のみに制限していた代理人による交換の要件を撤廃する。
昨年7月に始まった小池百合子知事肝煎りの同事業は、今年7月までの1年間で100万個の交換を目指しているが、今月11日現在で約21万個にとどまっており、目標にはほど遠い状況。このため、不正防止などの観点から制限していた代理人の要件を撤廃して利便性を向上させることで、てこ入れを図る。
ただし、代理人が交換する場合、本人と代理人両方の身分証と代理受領証が必要になる。
また、都は小池氏が参加予定の環境関連イベントでさらなるPRを目指す。
同事業は18歳以上の都民が対象。都内の協力家電店に使用中の白熱電球2個以上を持参すれば、LED電球1個と交換できる。