大和ハウスグループの大和物流(大阪府大阪市)は、京都府久世郡久御山町に、業務の効率化と環境への配慮を両立した物流施設「(仮称)久御山物流センター」を11月27日に着工した。稼働は2018年7月を予定。
敷地面積は9,973.41平米(約3,017坪)で、鉄骨造地上3階建て(倉庫2層)。
同センターの屋上には、約1,800枚・総発電容量約500kWの太陽光発電パネルを敷設する。予定発電量は年間69万kWh。これは一般家庭約220世帯分の年間使用電力量に相当するという。
同センターは、1階部分に高床式トラックバース(16台同時接車可能)を有する。これはロールボックス(かご台車)や海上コンテナなどの取扱いにも適している。
また、10メートルの庇(ひさし)があり、雨天でも積卸しができる。スムーズにトラックの荷台へフォークリフトや台車を誘導できる「ドックレベラー」や「垂直搬送機」などの搬送設備も備え、荷役業務の効率化・省力化を図る。
同センターは、第二京阪道路や京滋バイパスのインターチェンジの近くに位置する。また近畿日本鉄道京都線「伊勢田駅」からも徒歩圏内にあり、職住接近によるエコ通勤も考えられる。
同社は、建築・建材物流をはじめとした物流事業全般を担う企業で、現在、物流施設78カ所・約23万坪を運営している。そのうち近畿エリアでは9カ所の物流施設で事業展開を行ってきた。