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幸せなLED照明を目指し、あかりの頂上へ

2016年上半期、照明器具の販売動向はLEDタイプが9割以上 民間調査

ドイツに本拠を置くマーケティングリサーチ企業のGfKジャパン(東京都中野区)は、26日、家電量販店やインターネット通販などの販売実績データに基づく2016年上半期の国内販売動向について、屋内家庭用照明器具の販売台数が前年比2%減の570万台だったと発表した。

低価格帯のスタンドライトが人気

屋内家庭用照明器具に含まれるものは、シーリングライト、ペンダントライト、デスクスタンド、フロアスタンド、クリップライト。管球類は対象外。種別に見ると、スタンドライトは前年より6%増と好調で、100万台に達した。従来のスタンドライトの平均価格を大きく下回る2,000円前後の低価格帯が好調に推移したものと見られる。

シーリングライトとペンダントライトは前年よりやや減少

また、市場の65%を占めるシーリングライトの販売台数は前年より3%減少した。シーリングライトはLEDタイプへのシフトにより2011年ごろから増加傾向にあったが、ここ数年はその需要も落ち着いてきている。ペンダントライトも前年より2%減少した。

屋内家庭用照明器具のLED化が伸長

屋内家庭用照明器具はLED化が進展しており、上半期に販売された照明器具の93%がLEDタイプだった。電球ではLED電球が4割程度にとどまることと比べると照明器具のLED化は著しいといえる。照明器具別にLEDタイプの数量構成比をみると、シーリングライトでは前年より2%増の95%へ、スタンドライトでは8%増の93%へ拡大した。LED化がやや遅れていたペンダントライトにおいても、総合量販店での取り扱い拡充や低価格帯のランナップ増加により、前年より14%増の89%に達した。

LEDタイプの照明器具、価格は下落傾向だが、普及率は伸び悩む

LEDタイプの税抜き平均価格は、シーリングライトは前年より8%、スタンドライトは11%、ペンダントライトは14%、それぞれ低下した。価格面では消費者にとって購入しやすくなったLED照明器具だが、普及率という点では2014年時点で33%にとどまっている(総務省しらべ「消費実態調査(二人以上の世帯)」による)。これは、故障するまで器具を使い続ける人が多いことや、取り付けに電源工事が必要となるケースがあることなどが伸び悩みの背景にあるとみられる。

家庭用照明器具には付加価値機能の搭載を期待

政府は地球温暖化対策のひとつとして「COOL CHOICE」を旗印に省エネ性能に優れた照明製品への推進を行っており、官民が一体となった今後の訴求が注目される。

また、市場の金額面での押し上げ材料としては付加価値機能の搭載にも期待したい。生活シーンに合わせて光の色を変えられる調色機能の搭載は、ペンダントライトやスタンドライトではわずかだが、LEDシーリングライトにおいては販売台数の40%を占めるまでに拡大している。この他、直接光と間接光を切り替えられる配光機能や、スマートフォン連携できるなど様々な付加価値機能が登場しているが、販売はまだ限定的である。利便性と新たな価値提供が認知されることで、今後徐々に拡大するとみられる。

 

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