神奈川県鎌倉市は、「防犯灯LED化事業」を実施するESCO事業者の公募型プロポーザルの募集を開始した。
同事業は、自治町内会などから市に防犯灯を移管してもらい、民間企業のノウハウ・資金・技術力を活用したESCO事業を導入し、既存防犯灯の一斉LED化を目指すもの。現地調査、防犯灯管理システムの構築、ESCO設備の計画・施工・施工管理など。
提案書の受付は5月22日まで。最優秀提案の選出・結果通知は6月5日。詳細は下記の通り。
シェアード・セイビングス契約(民間資金活用型)
契約締結日から2025年12月31日までの予定
436,752,000円(消費税額及び地方消費税額を含む)
鎌倉市には、自治町内会などが維持管理する防犯灯が約1万7,000灯あり、これらに係る電気料金や修繕費用などに対して補助金を交付し、支援を行うとともに、2012年度からは、LED型防犯灯への改造に対して補助金を増額し、普及促進を図ってきた。
しかし、LED型防犯灯の設置には自治町内会などの費用負担も多く、現在の普及率は全体の約7%程度にとどまっている。また、市としても、電気料金の値上げによる財政負担の増加や環境負荷の低減推進など課題が生じていることから、早期LED化の方策を検討してきた。