アイリスオーヤマ(仙台市)とフィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社東京、以下フィリップス)は2014年1月30日、屋外用照明および産業用照明分野の国内販売で提携した。アイリスオーヤマは2014年2月上旬からフィリップスの屋外照明、産業用照明の製品の販売を順次開始する。
屋外照明とはスタジアムなどの大規模施設や道路照明など。アイリスオーヤマ代表取締役社長の大山健太郎氏は、「東京五輪(2020年開催)のメーンスタジアム(新国立競技場)向け照明の受注を狙う」と意気込む。一方、産業用照明は、工場や物流施設向けが主になるという。
アイリスオーヤマは2009年にLED照明に参入し、高い費用対効果を売りに主に家庭用と業務用のLED照明を手掛けてきた。一方、使用環境が厳しい屋外用などは商品ラインアップが手薄だった。今回の提携で商品ラインアップが大幅に充実できるのがメリットとする。
フィリップスの親会社であるオランダRoyal Philips社はLED照明の大手だが、日本市場ではシェアが低かった。「アイリスオーヤマとの連携により、フィリップス製品の販売網を拡大できる」(フィリップス)としている