平成26年2月4日
本日、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)に基づく「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の変更について閣議決定されました。
今回の変更では、役務として「会議運営」を追加し、35品目の判断の基準等の見直しを行いました。これにより、対象品目は267品目となりました。来年度以降も、引き続き本基本方針を点検し、必要に応じて基準の強化等を検討していく予定です。
また、平成25年11月12日から12月10日までの間に実施した本件に対する意見募集(パブリックコメント)の結果についても併せてお知らせいたします。
主な変更点は、以下のとおりです。
分野 | 変更内容 |
紙類 | ●古紙及び古紙パルプ配合率の定義を記載 ●備考の修正(竹パルプを「間伐材等」に位置付け) |
文具類 オフィス家具等 |
●古紙及び古紙パルプ配合率の定義を記載 |
OA 機器 | ●消費電力基準の見直し(国際エネルギースター改定の反映) (コピー機等、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、ディスプレイ) ●水銀ランプの回収システム構築を判断の基準に適用(経過措置の終了)(プロジェクター) |
家電製品 | ●エネルギー消費効率基準に係る経過措置の延長(電気冷蔵庫、電気便座) |
温水機等 | ●消費電力基準の見直し(ヒートポンプ式電気給湯器) (省エネ法トップランナー基準の反映) |
照明 | ●水銀封入量の基準値強化 ●エネルギー消費効率基準に係る経過措置の終了(蛍光灯照明器具) ●備考の修正(JIS 制定に伴うJIS No.の記載) |
自動車等 | ●備考の修正(E10 ガソリンを追記) |
公共工事 | ●JIS 規格適合品は判断の基準を満たす旨の追記(8品目) ●日射反射率保持率に係る経過措置の延長(高日射反射率塗料) ●照明制御システムの対象にLED 照明器具を追加 |
役務 | ●「会議運営」を特定調達品目として追加 ●JIS 規格適合品は判断の基準を満たす旨の追記(自動車専用タイヤ更正) |
その他の変更点については添付資料1を御覧ください。
本基本方針の全文については、環境省ホームページに掲載予定です。
<アドレス>http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html
〈参考〉グリーン購入法基本方針説明会について
今回変更された基本方針の内容について、国等の機関、地方公共団体及び関係事業者の皆様を対象に、全国8箇所で説明会を開催します。参加を希望される方は、申込要領に従ってメールにてお申し込みください。詳細については、環境省ホームページに掲載しています。
<アドレス>http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/block_brief/index.html
・意見募集対象: | 「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の見直し(案) |
・意見募集期間: | 平成25年11月12日(火)~平成25年12月10日(火) |
・告知方法: | 報道発表(お知らせ) |
・意見提出方法: | 郵送、ファクシミリ、電子メール |
・意見提出者数 | 業界団体 | 10者 | ||
民間団体 | 2者 | |||
事 業者 | 60者 | |||
一 般 | 8者 |
・意見提出分野の内訳
意見提出分野 | 業界団体 | 民間団体 | 事業者 | 一般 | 件数 |
紙類 | 5 | 3 | 37 | 23 | 68 |
オフィス家具等 | 1 | 1 | |||
OA機器 | 2 | 10 | 12 | ||
温水機等 | 4 | 7 | 3 | 14 | |
その他 | 8 | 4 | 12 | ||
合 計 | 11 | 3 | 63 | 30 | 107 |
寄せられた御意見及びそれらに対する考え方については、添付資料2のとおりです。
本年度、特定調達品目検討会の下、有識者らにより構成される専門委員会(特定調達品目の追加・見直し等に係る専門委員会)を設置し、判断の基準等の見直しの方針及び今後5年間の見直しスケジュールを取りまとめました。
来年度以降、これらに基づき市場状況等を勘案の上、判断の基準の強化等を検討して行く予定です。